肥前國忠吉 -Hizen no Kuni Tadayoshi- 2-1891
通常価格:¥660,000
税込
肥前國忠吉
-Hizen no Kuni Tadayoshi-
刃長69.8センチ 反り1.48センチ
元幅32.6ミリ 元重ね7.1ミリ
物打幅24.8ミリ 物打重ね5.2ミリ
横手位置幅22.2ミリ 松葉先重ね5.2ミリ
目釘穴1個
裸身重量759グラム 拵に納めて鞘を払った重量1,133グラム
江戸後期 The latter period of Edo era
昭和28年3月18日 佐賀県登録 附属 保存刀装具鑑定書、素銅地銀着はばき、黒蝋色鞘打刀拵
身幅広目で元先の幅差が程好く開き、切先がやや延びごころとなる力強い姿を見せています。地鉄は小板目に杢目を交えて肌立ち、刃文は中直刃で匂口締まり、刃縁には細かな働きが見られ、鋩子は表裏ともに直ぐに丸く返っています。
本刀は未鑑定刀のため銘の真贋保証はございませんが、無碍に偽銘として扱うには惜しい出来を示しています。後代忠吉の可能性を求めて、一度審査を御受審されても面白い一振です。鋩子のフクラに小さな刃こぼれがあり、また細かな鍛え疵が点在しますが、鑑賞を大きく損なうものではありません。
附属の黒蝋色鞘打刀拵は、切羽一枚に至るまで後補の痕跡が見られず、製作当初の姿をよく保った薩摩拵様式で、保存刀装具鑑定書が付属することからも拵単体の価値は高く、鐔鳴りはなく、柄のがたつきも僅少です。鞘を払うと手元重心でバランスが良く、扱いやすさを感じさせます。
刀身、拵ともに鑑賞と実用を兼ね備え、将来的な審査の楽しみも残された一振であり、特に保存状態の良い拵は、本刀の大きな見所となっています。