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國廣 -Kunihiro- 4-372

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國廣
-Kunihiro-

刃長24.3センチ 反り0.15センチ
元幅23.7ミリ 元重ね4.05センチ
物打幅20.45ミリ 物打重ね3.9ミリ
裸身重量96グラム
目釘穴2個(内1個埋)
江戸初期 The early years of Edo era
昭和62年12月8日 京都府登録
附属 白鞘、素銅地金着二重はばき


國廣は、慶長前後に活躍して不朽の名作を数多く残し、相州伝や志津風の覇気ある作風を展開して「新刀の祖」と仰がれる大名工です。その圧倒的な技量と高名さゆえに、古くからその銘を騙った良質な偽銘(贋作)が作られたことでも知られており、それらは時に本工に迫るほどの優れた出来映えを示すことがあります。近年でも、各地の美術館や特別展において新刀期の技術的到達点を示す基準作として改めて光が当てられており、その圧倒的な存在感と歴史的背景は、今なお国内外の多くの愛刀家やコレクターから特別な関心と注目を集め続けています。

本作は、江戸時代初期に製作された、驚くべき体配と見事な出来映えを誇る平造りの短刀です。庵棟に仕立てられ、表裏には幅広く力強い刀樋が鮮やかに掻き流されており、その様はあたかもこの短刀にこの短刀の影を映し出したかのような、計算された美しさを放っています。何よりも驚かされるのは、刃長24.3センチ、元幅23.7ミリという堂々たる寸法に比して、刀身がたった96グラムという驚異的な軽さを実現している点です。深く幅広に彫られた両面の刀樋が、この類稀なる軽量化と機能美を完璧に成立させています。
地鉄は小板目に杢目が交じり、入念によく錬れて詰み、細やかに地沸がついて地景が入るなど、非常に洗練された肌合いを呈し、刃文は匂口が明るく冴え、優美な湾れ調子のなかに刃縁が様々な変化を見せ、金筋が入り、細かな砂流しが見られるなど見どころが尽きません。鋩子は湾れて先丸く返っています。
本作は未鑑定刀であり、國廣銘についてはそのまま首肯できないものと考えられますが、刀身の出来そのものには間違いなく白眉たるものがあります。恐らくは元々あった真面目な銘を消し、出来の良さゆえに國廣の贋作に仕立てられたものと推測され、それは取りも直さず、本作の品質がそれだけ傑出しているという紛れもない証拠と言えます。
将来的にぜひとも無銘へと改め、然るべき丁寧な研磨を施して日本美術刀剣保存協会の審査を受審させてみたい、秘められた可能性と本質的な美しさを兼ね備えた、数寄者御用達の味わい深い優品です。
刃長(cm)24.3 (八寸零分一厘九毛)
反り(cm)0.15 (四厘一毛)
元幅23.7ミリ
元重4.05センチ
先幅物打幅20.45ミリ
先重物打重ね3.9ミリ
目釘孔数2個(内1個埋)
時代江戸初期 The early years of Edo era
鑑定書
登録昭和62年12月8日 京都府登録
付属白鞘、素銅地金着二重はばき
重量裸身重量96グラム 拵に納めて鞘を払った重量109グラム

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