無銘 -Mumei- 4-371
通常価格:¥550,000
税込
無銘
-Mumei-
刃長14.75センチ 反りなし
元幅20.1ミリ 元重ね5.3ミリ
物打幅17.7ミリ 物打重ね4.8ミリ
松葉先重ね3.2ミリ
裸身重量86グラム 拵に納めて鞘を払った重量109グラム
目釘穴1個
江戸 Edo era
昭和40年3月4日 東京都登録
附属 青貝微塵散塗籬に菊紋蒔絵鞘合口短刀拵、素銅地金着はばき、白鞘、継木
鎬造に横手を付けぬ鯰尾造で庵棟。懐剣に適した五寸を切る刃長である。地鉄は小板目柾流れ。細かな地景入って肌立ちごころ。刃文は広直刃基調に緩やかな湾れを交え、刃中に金筋入り、フクラ下で一つ小さな互ノ目を交え、先は直ぐ調に掃き掛けて丸く返る。
附属の拵は保存状態が極めて良く、青貝を微塵に散らし、栗型を銀の鐶とし、鞘には籬に菊紋が丁寧な仕事で蒔絵されています。出目釘には房扇紋をあしらっており、この部分は金無垢(銀で造られた部分も合わせて5.8グラム)のようです。
房の付いた扇紋(房扇紋)は、武家の中でも特に宮廷(公家)への憧憬や、中央との強い繋がり・高い格式を持つ限られた上級武家が用いた意匠であり、そこへ更に高貴な「籬に菊」が組み合わさっていることから、本短刀は宮廷と深い繋がりを持っていたであろう大名・上級武士階級が、身分の高さと教養(風流)を誇示するために特注で誂えさせた、極めて雅で由緒正しい合口拵であると看取することができます。
塗りや蒔絵、全体のシルエット等の調和も誠に素晴らしく、コレクションの一つに加えるに値する逸品です。
※制作年代を江戸と表記しておりますが、室町期迄遡る可能性もございます。