南紀住藤原國光 -Nanki ju Fujiwara Kunimitsu- 2-1887
通常価格:¥594,000
税込
南紀住藤原國光
-Nanki ju Fujiwara Kunimitsu-
刃長70.28センチ 反り1.7センチ
元幅28.3ミリ 元重ね5.9ミリ
物打幅25.3ミリ 横手位置幅24.2ミリ
物打重ね5.4ミリ 松葉先重ね5.2ミリ
目釘穴1個
裸身重量659グラム
江戸後期(安政頃) The latter period of Edo era
昭和45年6月4日 東京都登録
附属 保存刀剣鑑定書、白鞘、素銅はばき
南紀國光は、名を三崎太郎と称し、紀州徳川家の御抱家治として和歌山城下で鍛刀していた刀工で、嘉永7年頃(1854年)より安政2年(1855年)頃まで、江戸四谷に於いても作刀していました。当時四谷では源清麿の名声が高く、本刀も源清麿の大胆な姿に倣って鍛えられたであろうと思われます。
この刀は元幅が狭く、先の方で反りやや付いて大切先。ぱっと見た感じでは南北朝期の大磨上に見紛う体配をしており、小板目杢交じりの地鉄がよく練れ、少しく肌立って地景入り、刃文は匂口明るく、広直刃調の刃取りに小乱れを焼き上げており、足、葉頻りに入り、金筋現れ、砂流かかり、指裏は刃文を二分し、互ノ目が球状に連なったような特異な働きを見せ、鋩子は表は直ぐ調にやや乱れごころに変化を見せ、先小丸に返り、裏も直ぐ調に小さな互ノ目を交えて先突き上げるように小丸に返る。小疵が見られますが、切先大きく延びた豪壮な姿は迫力満点。手持ちバランスの良さは見た目とは真逆で、片手操作も楽々にこなすことができる扱いの良さを感じさせるお薦めの一振です。現状でも地刃の鑑賞は可能ですが、相対的に曇った感じの薄錆がありますので、しっかりとした研磨を施し、豪快な姿と地刃の出来をお楽しみ下さい。