瓢箪図小柄 無銘 -Mumei- 16-188
通常価格:¥99,000
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瓢箪図小柄
無銘 -Mumei-
全長97.8ミリ 幅14.1ミリ 重さ27.5グラム
江戸時代 The Edo era
附属 桐箱
深く温かみのある黄褐色を呈する宣徳を素地とし、吉祥の象徴である瓢箪が蔓を伸ばす様を彫り上げた趣深い小柄です。
意匠に描かれた瓢箪は、長く蔓を伸ばして多くの実を付けることから一族の絶え間ない繁栄を象徴し、またそのふくよかな形が末広がりであることから開運や魔除けの力があるとされる、極めて縁起の良い画題として重宝されてまいりました。
真鍮の一種である宣徳特有の渋みのある柔らかな肌合いを背景に、流れるような蔓の曲線と瓢箪の姿が金工の確かな鏨運びによって立体的に表現されています。
特筆すべきは、蔓や葉、実に施された多彩な色絵と象嵌です。銀色に輝く細い蔓が画面に心地よい律動をもたらし、それぞれ色合いの異なる葉や金の装飾が施された実が、限られた空間の中に確かな華やぎと生命力に溢れる情景を見事に浮かび上がらせています。拵に粋な趣と末永い繁栄の願いを添えてくれる優品です。