初子日の出松図小柄 無銘 -Mumei- 16-189
通常価格:¥110,000
税込
初子日の出松図小柄
無銘 -Mumei-
全長97.3ミリ 幅14.3ミリ 重さ33.6グラム
江戸時代 The Edo era
附属 桐箱
素銅に豪奢な金張りを施した枠の中に、深く艶やかな赤銅に細密な魚子地を打って根曳松と日輪を描いた、極めて華やかで気品溢れる小柄です。
意匠には、根が付いたままの若松である根曳松と、その背後から昇る日の出の姿が描き出されています。地にしっかりと根を張って成長し続ける根曳松と、金色に輝く初日の出の組み合わせは、新春の瑞々しい生命力と一族の末永い繁栄を約束する、極めて格式高い吉祥の画題です。
漆黒の整然とした魚子地を背景に、松の葉や根が金工の確かな鏨運びによって立体的に彫り上げられています。
漆黒の整然とした魚子地を背景に、松の葉や根が金工の確かな鏨運びによって立体的に彫り上げられています。特筆すべきは、松葉や旭日に施された鮮やかな金の色絵と、銀色に輝く根元の対比です。枠全体の豪奢な金の輝きと相まって、限られた空間の中に晴れやかな祝祭の喜びを見事に浮かび上がらせています。拵に気高い華やぎと深い祈りを添えてくれる名品です。