追儺鐘馗図縁頭 芲山(花押) -Kazan- 14-266
通常価格:¥55,000
税込
縁金具の縦36.4ミリ 縁金具の高さ12.6ミリ
頭金具の縦32.2ミリ
重さ29.6g
江戸 The Edo era
附属 桐箱
色濃く落ち着いた色合いの四分一を艶やかな磨地に仕立て、力強く流麗な片切彫で意匠を描き出した縁頭です。
本作の魅力は、縁と頭で完結するユーモア溢れる構図にあります。
縁には、手には剣ではなく「豆」を持ち、上を見上げる鐘馗の姿。そして頭には、その鐘馗から逃れるように、屋根の影にひっそりと身を潜める鬼の姿が巧みに描かれています。さらに、縁金具の裏面に目を向けると、鐘馗によって撒かれた豆までがしっかりと描かれており、隠れた部分にまで細やかな意匠が凝らされています。
魔除けの神である鐘馗の節分図という、職人の遊び心と洒脱なセンスが光る名品です。 全体的に小ぶりな造りとなっておりますので、細身の短刀や脇差、あるいは稚児指の拵を上品に仕立てるのに最適です。筆の運びのような滑らかな鏨跡と、四分一特有の渋い色合いが、小振りながらも確かな存在感を放ちます。