二王清光 -Nio Kiyomitsu- 4-359
通常価格:¥330,000
税込
刃長18.3センチ 反りなし
元幅22.5ミリ 元重ね6.1ミリ
物打幅18.2ミリ 物打重ね5.0ミリ
目釘穴1個
裸身重量106グラム
室町中期~後期(文亀~天文頃) The middle ~ latter period of Muromachi era
平成6年8月29日 和歌山県登録
附属 素銅地金着はばき、白鞘
周防国二王派は、保延頃の清真、または清平を祖として始まると伝えていますが、確実な遺作は確認されておらず、今日では清綱を事実上の祖としています。
清綱の現存する作例では「文永二年三月 清綱」と書き下し銘のある太刀が厳島神社に存在し、次いで建武二年紀の「防州玖珂庄清綱」銘の短刀が知られ、以後同銘は室町時代まで連綿と続いています。
防国には東大寺などの寺領が多く存在し、二王派の作風に大和色が強いのは、大和本国との交流によるものと考えられており、二王の名の由来については諸説あるものの、周防国の仁王堂が火事に遭った時、仁王像を繋いでいた鎖を清綱の太刀で断ち切って、仁王像を救い出したことに由来するとされるものが通説となっています。
諸刃造。表裏には、その造り込みに合わせるかのように、長さを変えた(丈比べ)樋が端正に掻かれています。地鉄は小板目が柾に流れた清涼な鍛えとなり、細かな地景が交じることで奥行きのある表情を見せています。刃文は匂口が明るく冴えた互ノ目で、刃中には砂流しが随所に現れ、さらに長い金筋が鮮烈に走るなど、静謐な地鉄の中に極めて覇気に富んだ働きを内包しています。
洗練された姿の中に、刀工の技量が凝縮された、見どころの尽きない逸品です。