無銘 -Mumei- 4-356
通常価格:¥242,000
税込
刃長19.2センチ 反りなし
元幅24.8ミリ 元重ね6.4ミリ
物打幅22.2ミリ 物打重ね5.2ミリ
目釘穴1個
裸身重量123グラム 拵に納めて鞘を払った重量212グラム
江戸後期 The latter period of Edo era
平成15年1月23日 兵庫県登録
附属 素銅地赤銅着はばき、皺革塗短刀拵、白鞘、継木
平造、庵棟。小板目に鍛えられた地鉄に、匂口は明るく冴えた小湾れ調子の互ノ目乱れを焼き、鋩子は乱れ込んで先を掃き掛けて丸く返る。
特筆すべきは、附属する一作拵の独創性で、同じ造り手による金具は「山道」を意匠としており、その中にちょこんと居座る小さな蜘蛛の姿が何とも愛らしく、見る者の目を楽しませてくれます。
また、一風変わった趣の柄巻に加え、鞘は皺革で包んだかのように仕立て、合わせ目を段差で表し、縫い目まで塗りであしらった非常に珍しく、かつ面白い意匠であり、添えられた小柄は魚子が摩耗によって磨地のようになっている点から、時代遡る作品であり、着せを施した鐔やはばきなどを見ても、小さいながらも贅を尽くした短刀であることが判ります。
柄にがたつきはなく、刀身の健全さと、外装の類稀なるセンス。内外共に審査を受け、ぜひこのままの姿で後世に残していただきたい一刀です。