無銘 -Mumei- 3-938
通常価格:¥220,000
税込
刃長40.73センチ 反り1.9センチ
元幅25.7ミリ 元重ね6.8ミリ
物打幅20.8ミリ 物打重ね5.2ミリ
横手位置幅19.5ミリ 松葉先重ね4.9ミリ
目釘穴1個
裸身重量327グラム 拵に納めて鞘を払った重量558グラム
室町中期~後期 The middle ~ latter period of Muromachi era
平成31年1月17日 兵庫県登録
附属 素銅地銀着はばき、黒蝋塗鞘小サ刀拵
刃長の割に反りが深く、大きく延びた大帽子が目を引く豪壮な姿の一振りです。
状は総体に錆に包まれているため地刃こそ不明ながら、その力強い造り込みからは、確かな古格と風格が漂います。
附属の拵には非常に仕事の良い金具が用いられており、切羽やはばきに施された銀着せの細工も見逃せません。武士の生活が困窮した江戸時代にあって、これほどの手をかけた装具を誂えられた事実は、本作が相応の上級武士によって大切に所持されていたことを如実に物語っています。
また、特筆すべきは猿の目貫です。実は本品と共に蔵に眠っていたもう一振の脇指にも猿の目貫が据えられており、一対として愛用した旧所有者の並々ならぬ執心と、一族の物語が伝わってくるようです。
柄にがたつきはなく、鐔鳴りもございません。
兵庫県下の旧家より出たばかりの、研ぎ上がりが大いに期待できる価値ある逸品です。歴史の層の下に眠る真の姿を、ぜひ貴殿の手で解き明かしてください。