無銘 -Mumei- 3-939
通常価格:¥275,000
税込
刃長41.8センチ 反り1.0センチ
元幅23.8ミリ 元重ね5.6ミリ
物打幅20.4ミリ 物打重ね5.2ミリ
横手位置幅17.0ミリ 松葉先重ね2.9ミリ
目釘穴1個
裸身重量280グラム 拵に納めて鞘を払った重量464グラム
室町中期~後期 The middle ~ latter period of Muromachi era
平成31年1月17日 兵庫県登録
附属 素銅地金着はばき、黒蝋塗鞘小サ刀拵
大磨上。写真では元先の幅差が頃好く開いて中切先に見えるものの、現物は元の方が細く眼に映ります。この姿から、制作年代は表記の室町中期〜後期より遥かに遡る可能性を秘めております。
鎬の卸は急で、現状は総体に錆に包まれているため地刃は不明ながら、その造り込みからは古格な風情が漂います。
附属の拵は、鐔と縁頭を赤銅磨地の千鳥図で揃えた洒落た意匠です。特筆すべきは猿の目貫で、烏帽子を被り笛を持つ姿から、神の使いと崇められる日吉神社の猿と思われます。実は本品と共に蔵に眠っていたもう一振の脇指も猿の目貫が据えられており、旧所有者の深い思い入れが伝わります。
切羽やはばきに金が着せられている点も見逃せません。生活の困窮した武士も多かった江戸時代にあって、本作が上級の士の所有であったことが容易に想像できます。柄にがたつきはなく、鐔鳴りがある程度です。
兵庫県下の旧家より出たばかりの、研ぎ上がりが大いに期待できる価値ある逸品です。ぜひその手で、歴史の層の下に眠る真の姿を解き明かしてください。