壽命 -Toshinaga- 3-934
通常価格:¥187,000
税込
刃長32.05センチ 反り0.65センチ
元幅26.5ミリ 元重ね6.3ミリ
物打幅21.6ミリ 物打重ね5.4ミリ
横手位置幅18.2ミリ 松葉先重ね4.2ミリ
裸身重量275グラム 拵に納めて鞘を払った重量354グラム
江戸後期文政頃(1818~) The latter period of Edo era
平成16年6月14日 千葉県登録
附属 日本刀剣保存会鑑定書、刃方藍鮫研出鞘合口小脇指拵、素銅地金着はばき
大和系鍛冶が美濃に移り派生したと伝えられる壽命(寿命)は、幕末まで長く栄えた一派として著名です。刀剣界では“じゅみょう”と呼称されていますが、“としなが”と読むのが正しく、現存する作品の中にも“寿命トシナガトヨムベシ”と銘切った作品があったと記憶しております。
寿命と言う名に縁起良さを見出した武士達により、寿命の刀は祝賀の席での指料として、また、武家間での贈答品としても好まれ、特に刃長が長い作品は、“長い寿命”と験を担いで好まれたと言われます。
この脇指は鎬造りで、元先の幅差が開き、切先やや延びた体配を示しています。地鉄は杢目がよく練れており、過度な肌立ちを見せることなく、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れを焼き上げ、刃中には足が入り、細かな砂流も見られ、刃縁には小沸がよく付いて、冴えを伴った景色を成し、鋩子は直ぐに先丸く返り、返りは横手下まで焼き下げています。
附属する合口造りの小脇指は、鞘の刃方を藍鮫の研ぎ出しとした、洒落味のある造り込みが目を引く素材感を活かした意匠で、全体の品位を損なうことなく個性を添えています。小柄も添えられており、柄にがたつきもなく、全体にしっかりとした状態を保っています。
刀剣趣味を始めたばかりの方はもちろんのこと、数多の刀剣趣味人にもお薦めできる、手元に置いて楽しめる作品です。