松代鐔 無銘 -Mumei- 12-1456
通常価格:¥22,000
税込
縦67.2ミリ 横61.3ミリ 切羽台厚4.9ミリ 重さ115.0グラム
江戸 The Edo era
附属 ―
槌目を施した地肌が印象的な、松代の刀装具です。槌目による独特な起伏が光を受けて表情を変え、簡素な意匠の中にも金工の手仕事ならではの味わいを感じさせます。
惜しまれる点として、近年の金価格高騰を背景に、素材が赤銅の無垢であるか否かを確かめる目的で鑢を当てられた痕跡が見受けられます。後世の浅慮によるものではありますが、致命的な損傷ではなく、修復は十分に可能です。状態回復についてはご相談いただければ対応いたします。
なお、本作の素材については、赤銅の無垢であるのか、あるいは素銅に色上げを施したものか現状では判然としません。仮に赤銅であった場合でも、金の含有量は比較的少なめの配合であろうと推察されます。
いずれにせよ、時代を経た金工品としての風合いと、松代らしい質実な美意識は十分に備えており、実用・鑑賞のいずれにも応える一作と申せましょう。