献上鐔 無銘 -Mumei- 12-1439
通常価格:¥66,000
税込
縦71.6ミリ 横66.7ミリ 切羽台厚5.1ミリ 重さ143.0g
江戸 The Edo era
附属 桐箱
本品は、素銅地の地鉄に赤銅の板を表裏に張り、耳および小柄櫃穴には銀の覆輪を施した、手の込んだ造りの作品です。素材の取り合わせにより生まれる色調の対比が美しく、落ち着いた中にも確かな格を感じさせます。
赤銅地に家紋を配した縁金具を用いることが多い登城指の拵においては、意匠・格調の両面から見ても欠かすことのできない存在であり、拵全体を引き締める重要な役割を果たします。実用と格式を兼ね備えた金工技術が端的に示された一品です。