田舎図縁頭 無銘(奈良) -Mumei(Nara)- 14-261
通常価格:¥110,000
税込
縁金具の縦37.6ミリ 縁金具の高さ8.6ミリ
頭金具の縦34.8ミリ
重さ27.9g
江戸 The Edo era
附属 日本刀装具美術館鑑定書、桐箱
奈良派とは江戸時代の金工の流派。横谷派とならぶ町彫工の大系統で江戸初期の奈良利輝を祖とする。 奈良派で最も有名な奈良利寿(としなが)・杉浦乗意(じようい)・土屋安親(やすちか)の三人の金工で奈良三作と言う。
この縁頭は、四分一磨地に垣根と茅葺きの家屋を表した作品です。垣根と屋根に絡む蔦の表現が絶妙なアクセントとなり、素朴でありながらも奥行きのある景色を描き出しています。
画題のとおり、見る者に田舎や故郷の情景を想起させる、郷愁に満ちた趣深い一作です。