月下人物図縁頭 奈良作 -Nara- 14-258
通常価格:¥198,000
税込
縁金具の縦38.0ミリ 縁金具の高さ10.2ミリ
頭金具の縦34.4ミリ
重さ30.5g
江戸 The Edo era
附属 日本刀装具美術館鑑定書、桐箱
奈良派は江戸時代を代表する金工の流派で、横谷派と並ぶ町彫工の大系統として知られ、江戸初期の名工・奈良利輝を祖とし、中でも、奈良利寿(としなが)、杉浦乗意(じょうい)、土屋安親(やすちか)の三名は「奈良三作」と称され、奈良派を語る上で欠かすことのできない存在です。
本縁頭は、鉄味の良い上質な鉄地を用い、月下にて書を読む人物を主題として、巧みな彫金技法により情趣豊かに表現した一作です。静謐な夜の気配と知的な佇まいが見事に表されており、奈良派らしい品格と奥行きを感じさせます。