武帝蟠桃図目貫 無銘 -Mumei- 13-254
通常価格:¥132,000
税込
表目貫 横34.7ミリ 縦18.8ミリ
裏目貫 横37.5ミリ 縦18.1ミリ
重さ14.0g
江戸時代 The Edo era
附属 桐箱
桃を捧げる西王母と武帝の図。「漢武故事」によると、漢の武帝は西王母から不老長寿の桃を授けられたという。西王母は西の仙境崑崙山における最上位の女神で、不老長寿の女神として人々から敬慕されてきた。彼女と対に語られるのが、不老長寿の桃の実。三千年に一度実りをつけるという、そのありがたい桃の木を仙境で管理しているのが西王母。この西王母と不老長寿の桃の説話は本作の武帝だけではなく、桃を盗んで食べたことで長寿を得た東方朔や月に昇った嫦娥、そして「西遊記」でも孫悟空が仙境に乱入し有難い桃を食べるというエピソードが語られており、人々の不老不死への強い願いが垣間見られる。
この目貫は、前述の逸話を卓越した彫金技術によって精緻に表現した作品です。人物がまとう衣服の模様に至るまで、一つ一つ丁寧な仕事が施されており、その細やかさは職人の高い技量を物語ります。眺めるほどに物語の世界へと引き込まれ、手にする者に深い感動を与える逸品です。