二疋狗児図小柄 無銘(京金工) -Mumei(Kyokinko)- 16-177
通常価格:¥165,000
税込
全長97.35ミリ 幅14.85ミリ 重さ35.0g
江戸時代 The Edo era
附属 保存刀装具鑑定書、桐箱
京金工とは、江戸時代に京都で制作された金工品の総称で、特定の流派に属さない広範な作品群を指します。後藤家などの主要流派の影響を受けつつも独自の作風を示す作品に「極め」が付されることが多く、本作もその希少な一例として高い価値を持ちます。
総体に薄金を着せた気品ある地に、表には色味の冴えた赤銅を用い、繊細な魚子を丹念に打ち込んだ上で、菊花のそばで戯れる二匹の仔犬を愛らしく、しかも巧みな彫技で表した格調高い一作です。
仔犬の柔らかな毛並み、無邪気に寄り添う姿、首輪の小さな鈴が揺れて奏でる微かな音色までも想起させるような表現力は、まさに名工の手腕のなせる業。優美さと愛らしさが調和し、拵に添えれば華やぎと温かみが一段と増すことでしょう。
コレクションとしても、装着用としても心惹かれる、魅力あふれる逸品です。