変塗印籠刻鞘合口短刀拵 - Kawarinuri inrokizamizaya Aikuchi Tanto koshirae - 18-029
通常価格:¥132,000
税込
江戸時代中期~後期 The middle ~ latter period of Edo era
附属 継木
拵全長約34.8センチ 柄の長さ約9.2センチ 鞘の長さ約25.6センチ
拵のみの重量169グラム 柄のみの重量56グラム 鞘のみの重量113グラム
継木:刃長20.4センチ 反り無し 継木の茎の長さ9.5センチ 元幅25.8ミリ 元重ね7.0ミリ 物打22.6ミリ 物打重ね7.45ミリ 継木全体の長さ29.8センチ
縁頭・合口部・栗形・瓦・鐺に至るまで、鉄地に桐と唐草をあしらった一作金具で統一された、格調高い拵です。鉄地の桐と唐草の金具の意匠が上品に調和し、まさに深い趣を湛えた風雅な造り込みとなっています。鞘は全体に美しい印籠刻みを施し、腰部には雲紋を描いた雅味ある意匠。さらに下方には、細かな青貝を散らした変り塗りの上に黒漆で楓の葉を描くという、実に凝った仕上げが光り、拵全体の美観を高める高度な漆芸の妙技が感じられます。
小柄が欠落している点は惜しまれますが、金具の図柄・質感・全体の意匠から見ても、後補は合わせやすく選択肢が広いため、理想の一口に仕上げやすい点も魅力です。保存状態も良好で、時代の風合いを保ちながらも、実用・鑑賞どちらにも適します。凛とした気品と意匠のまとまりを併せ持つ、非常に魅力的な拵を、是非この機会にお求めください。
※拵に合わせての作刀も承っております。