廣次作 - Hirotsugu - 3-909
通常価格:¥330,000
税込
刃長42.0センチ 反り0.8センチ
元幅33.5ミリ 元重ね6.1センチ
物打幅30.9ミリ 物打重ね4.4ミリ
横手位置幅30.8ミリ 松葉先重ね3.6ミリ
裸身重量383グラム
室町後期 The latter period of Muromachi era
昭和26年3月31日 新潟県登録
附属 白鞘、素銅はばき
元先の幅差目立たず、大切先に結ぶ堂々たる姿。地鉄は板目肌がよく錬れて詰み、地沸ついて精美。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目を焼き、刃中には金筋・砂流が頻りにかかり、複雑な働きを多々見せ、大粒の沸が刃縁に絡み、それが地に溢れて強い湯走りを見せ、鋩子は乱れ込んで先丸く返っています。
未鑑定刀につき銘の真贋は断じかねますが、出来ぶりから見て末相州物と鑑てよいでしょう。迫力ある体配と雉腿茎が相俟って、見る者を魅了する一振です。はばきを見るに元来は着せの高級品であったと推測され、昭和26年3月と、かなり早い時期の大名登録刀であることからも、伝来の良さが覗える逸品です。
※委託品