勝(以下切)(加州勝光)- Kashu Katsumitsu - 2-1780
通常価格:¥660,000
税込
刃長71.0センチ 反り2.2センチ
元幅29.9ミリ 元重ね6.9センチ
物打幅22.4ミリ 物打重ね5.6ミリ
横手位置幅19.8ミリ 松葉先重ね4.6ミリ
裸身重量742グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,045グラム。
室町中期 The middle period of Muromachi era
昭和48年9月20日 岩手県登録
附属 保存刀剣鑑定書、石目塗鞘半太刀拵、素銅地銀着はばき
加州勝光は、室町時代中期に活躍した加賀国(現在の石川県)の刀工で、加州刀工群の代表格の一人として知られています。
本作は、大きく磨り上げられるも、今尚本先の幅差開いて踏ん張りがあり、腰元より上から反り始める所謂先反りの、太刀と刀の併用体配が美しく、地鉄は板目に強く柾がかかり、刃文は匂口明るい互ノ目に丁字を焼き上げ、刃中には足や葉が盛んに入り、丁字刃の頭が途切れて小さな飛焼状を成し、砂流かかり、鋩子は直ぐに丸く返っています。
附属の半太刀拵は、堅牢な石目塗りを鞘に施し、金具は雲文を片切彫とした一作物で品格があり、保存状態も良い。柄にがたつきは無くしっかりとしていますが、鐔鳴りが大きいので責金されることをお薦め致します。
鞘から払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱いの良さを感じさせます。