靭図小柄 桃園堂□□ -Toendo □□- 16-113
通常価格:¥198,000
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靭図小柄
桃園堂□□ -Toendo □□-
全長97.4ミリ 幅14.2ミリ 重さ25.3グラム
江戸時代 The Edo era
附属 保存刀装具鑑定書、桐箱
深く艶やかに色づいた良質の赤銅を用い、地金そのものを図柄の形に彫り抜く容彫の技法によって作られた、極めて豪壮で立体的な作品です。
意匠には、矢を収めて背に負うための武具である靭の姿が力強く描き出されています。靭は弓馬の道を重んじる武士にとって、戦陣の備えであると同時に武門の誉れを示す格式高い象徴でありました。
容彫ならではの圧倒的な重厚感によって、靭の独特の形状や質感が見事に表現されており、武具としての凄みと金工の卓越した技量が結実しています。
また、本作には「桃園堂」に続く二字の草書からなる銘が切られております。この結びの二文字につきましては、権威ある日本美術刀剣保存協会の審査においても判読に至らぬほどの流麗な達筆であり、それがかえって作品が纏う歴史の深みと古雅な謎掛けのような奥ゆかしさを生み出しています。時代の浪漫と圧倒的な造形美をご堪能いただける名品です。