布袋留守模様図小柄 味墨 -Miboku- 16-038
通常価格:¥66,000
税込
全長97.8ミリ 幅14.2ミリ 重さ32.0グラム
江戸 The Edo era
附属 桐箱
艶やかな四分一の磨地を素地とし、大きな袋に両手をついてもたれかかる唐人童の姿を描き出した小柄です。傍らには唐団扇が添えられており、布袋の持ち物で遊ぶ子供の無邪気で微笑ましい情景が、柔らかな鏨運びによって見事に表現されています。
本作には銘が切られております。銘にある政随は、奈良派の名工である利壽に学び、独立後は矩随など優秀な弟子を育てて濱野派を大成した人物です。一門からは堀江興成や遠山直随、岩間政盧などの名工が輩出されました。また、乙柳軒や味墨の号は、初代政随をはじめ、二代兼随、三代誠信、四代政信、五代政芳と各代にわたり受け継がれた、濱野派にとって極めて由緒ある名跡として知られています。
濱野派の作風を思わせる味わい深い優品ではございますが、本作は未鑑定品につき銘の真贋保証はございません。無銘の小柄としてお求めいただき、愛らしい意匠と金工の確かな技量をお楽しみください。