瑞果図小柄 無銘 -Mumei- 16-064
瑞果図小柄
無銘 -Mumei-
全長97.1ミリ 幅14.6ミリ 重さ30.1グラム
江戸 The Edo era
附属 桐箱
深く艶やかに色づいた上質な赤銅を素地とし、その一面に極めて細密な魚子を打ち施した気品漂う作品です。
意匠には、脚付の盆に品良く盛られた三種の果実が描き出されています。左から順に配された枇杷、桃、瓜は、長寿や子孫繁栄、そして豊かな実りを象徴するとされ、いずれも古来より瑞果として尊ばれてきた大変縁起の良い画題です。
漆黒の整然とした魚子地を背景に、ふくよかな果実の丸みや葉の姿が、金工の確かな鏨運びによって見事に表現されています。
持ち主の末永い繁栄への願いが込められた吉祥の図であり、拵に格調高い華やかさと実りの豊かな趣を添えてくれる名品です。