無銘- Mumei - 2-1735
通常価格:¥396,000
税込
刃長70.9センチ 反り1.2センチ
元幅31.0ミリ 元重ね7.2センチ
物打幅24.1ミリ 物打重ね5.5ミリ
横手位置幅20.4ミリ 松葉先重ね4.4ミリ
裸身重量745グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,041グラム。
室町中期~後期 The middle ~ latter period of Muromachi era
昭和39年10月28日 静岡県登録
附属 黒石目塗日本地図蒔絵鞘打刀拵、山銅はばき
元先の幅差開いて中切先。杢目肌よく練れて柾がかり、緻密に肌が立って精美。刃文は腰が低い互ノ目乱れで、下の方にはやや尖りごころの刃を交え、足入り、長い打除も看守され、鋩子は表裏共に乱れ込んで先丸く返る。
棟には一部鍛え筋が見られるも、平地や鎬地等、相対的に特筆すべき鍛錬疵は無く、緻密に錬られた地鉄が美しく、しかるべき研磨を施すことで、時代や極めどころも期待できそうに感じられます。
附属の拵は下緒や切羽の1枚に至るまで全てオリジナル。当然ながら柄にガタツキは無く、鐔鳴りもありません。柄は軽く立鼓をとったシルエットが好ましい形で、鞘は腰に当たる部分を削ぎ落とした変わり形。大変興味深いことに、黒石目塗りが施された鞘には日本地図が蒔絵されています。
鞘を払って構えてみると、手元重心で非常にバランスが良く、扱い良さをひしひしと感じさせます。
内外共に後世に残すべき作品ですので、居合や試斬目的でのご購入はお断り致します。観賞用として研磨も施し、大切にご所持下さる方にお譲り致します。