山城大掾國重- Yamashiro Daijo Kunishige - 2-818
通常価格:¥1,320,000
税込
刃長70.04センチ 反り1.3センチ
元幅33.8ミリ 元重ね8.4ミリ
物打幅28.1ミリ 物打重ね6.1ミリ
横手位置幅24.5ミリ 松葉先重ね6.4ミリ
裸身重量853グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,144グラム。
江戸前期貞享頃(1684~) The early period of Edo
平成6年6月3日 千葉県登録
附属 特別保存刀剣鑑定書、素銅地銀着二重はばき、黒蝋塗鞘打刀拵、白鞘、継木
山城大掾国重は大月与五郎国重の弟で、正保二年山城大掾を受領し、江戸・作州津山に於いても作刀しており、二代山城大掾国重と共に江戸水田と称されます。
本刀は身幅が広く、全体に豪壮な造り込みを見せる力強い一振です。元先の幅差は過度に開かず、安定感ある体配を成しています。地鉄は小板目肌に杢目を交え、よく練られて詰み、健全で力感に富んだ鍛えを示します。
刃文は、いかにも國重らしい荒沸が盛んについた互ノ目乱れを、湾れ調子に焼き上げた迫力ある出来で、刃中には金筋や葉が現れ、変化に富んだ景色を見せています。鋩子は直ぐ調に沸筋を引っ提げて荒沸付いて先丸く返るなど、細部に至るまで見どころに事欠きません。江戸水田鍛冶ならではの激しい沸の妙味を余すことなく堪能できる、まさに力作と申せましょう。
付属の拵は、鞘の状態も良好で、居合の稽古等に使用された形跡は見られず、鯉口も綺麗な状態を保っています。現在附属している鐔を龍図や鯱図のものに差し替えて仕立て直せば、意匠的価値をさらに高めることでしょう。
なお、身幅が広く豪壮な刀姿は試斬・抜刀を嗜む方に好まれがちですが、本刀は後世に伝えるべき美術的価値を備えた一刀です。そのため、試斬・抜刀用としてのご購入はご遠慮いただきたく存じます。
鑑賞刀・蒐集刀として、その真価をご理解いただける方にお薦めいたします。