高田河内守源本行作 享保十歳八月日 - Takada Kawachinokami Minamoto no Motoyuki saku - 3-396
通常価格:¥825,000
税込
刃長50センチ 反り1センチ
元幅29.2ミリ 元重ね5.2ミリ
物打幅23.2ミリ 物打重ね5.5ミリ
横手位置幅20.5ミリ 松葉先重ね4.4ミリ
裸身重量447グラム。
江戸中期享保十年(1725) The middle period of Edo era
平成23年12月22日 兵庫県登録
附属 保存刀剣鑑定書、素銅地金鍍金二重はばき、白鞘(鞘書有)
本国豊後。初銘を行春、のち行平と改め、紀行平の裔と称す。延宝中唐津に移り、のち武蔵江戸に来て麻布、鷹番に住し、また相模にて綱廣に師事し、再度唐津に住しました。 本阿弥家より本の一字を受けて本行と改名し、老後は豊後太郎と唱え、銘文の「本」の字を松葉の如く崩して切ったことから、世に松葉本行として名高い業物刀工です。
この脇指は、元先の幅差頃好く開き、反りも程よくついて、姿の均整が実に美しい一振です。地鉄は小板目がよく錬れて綾杉肌を呈し、淡く映りごころが立って地景も入り、精美なる肌合いを示しています。刃文は広直刃調ながら、綾杉肌と呼応して互ノ目乱れを交え、刃縁には綾杉状の砂流が幾重にもかかるなど、動きに富んだ景色を見せます。鋩子は直ぐ調に穏やかに乱れ込み、大粒の沸を伴って冴え、表裏共に焼詰風に短く返っています。
刀剣趣味人垂涎の綾杉肌を見事に顕した逸品。是非この機会にお求めください。