播州手柄山麓氏繁 以瀑鍛作之- Banshu Tegara Sanroku Ujishige - 4-307
通常価格:¥66,000
税込
刃長15.0センチ 反り0.2センチ
元幅23.3ミリ 元重ね5.4ミリ
物打幅19.6ミリ 物打重ね4.5ミリ
松葉先重ね3.2ミリ
裸身重量88グラム。 拵に納めて鞘を払った重量116グラム。
江戸後期 The latter period of Edo era
昭和45年11月17日 大阪府登録
附属 素銅地はばき、黒蝋塗鞘合口短刀拵
下部が強く張った菖蒲造で、元先の幅差は尋常。全体の姿に品格と力強さが調和した造り込みが感じられます。
地鉄は小板目肌と見られ、刃文は大粒の沸が盛んに付いた小湾れ調で、匂口は明るく冴え、所々に小足が入り、大粒の沸が地に溢れるさまは、見る者を惹きつける華やかさ。鋩子は乱れごころに先丸く返り、柔らかさと勢いを兼ね備えた風情を漂わせています。
現状では素人による耐水ペーパーでの錆落としが施されており、地刃の繊細な景色を存分に楽しむことはできませんが、それでも明るい匂口と豊かに付いた大粒の沸が確認でき、潜在的な美質が感じられる一振です。
附属の拵には柄にがたつきはなく、寸法的にも女性の懐剣やお子様の御守刀として最適です。研磨を施し、その真の輝きを蘇らせる楽しみも大きいでしょう。
※研磨のご依頼も承っております。お気軽にご相談ください。