正重 - Masashige - 4-342
通常価格:¥220,000
税込
刃長33.6センチ 反り0.7センチ
元幅31.6ミリ 元重ね7.0ミリ
物打幅25.5ミリ
物打重ね5.9ミリ
裸身重量300グラム。 拵に納めて鞘を払った重量485グラム。
室町中期~後期 The middle ~ latter period of Muromachi era
昭和46年7月15日 東京都登録
附属 素銅はばき、黒皺革塗鞘脇指拵
平造。身幅重ねしっかりとして豪壮。小板目杢交じりの地鉄が良く錬れる。刃文は直刃調に極浅く湾れ、刃中には葉が入り、細かな砂流も顕著に見られ、刃中の肌に絡んだ緻密で複雑な景色が見られる。鋩子は直ぐ調に先丸く返る。
附属の拵は、鞘を皺革塗りとし、柄には愛らしい河童の目貫を配しています。河童は古来、水を司る霊的存在として信仰され、水難避けや航海安全の護符として武士に重宝されました。そのため、川辺や港町に縁のある武士が縁起物として刀装具に取り入れた例も多く、本作もその趣を色濃く残しています。両手を上げ背中を丸めた河童の姿勢は、生き生きとした表情と相まって、思わず微笑みを誘います。
鐔鳴りがあり、柄に僅かながたつきが見られますが、刀としての存在感と歴史的価値を損なうものでは無く、有償にて改修可能。古来の信仰や意匠の意味まで含め、鑑賞刀として、拵と共に格調高い作品としてお楽しみいただけます。