正末(花押) スケフサ - Masasue Sukefusa - 11-028
通常価格:¥55,000
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本作の作者は「スケフサ」。だ一筋の鏃でありながら、特別に白鞘を誂えて伝えられてきたことからも、いかに大切にされてきたかがわかります。鏃の穂先に刻まれた「正末(花押)」は、当時の注文主の名であると考えられます。
戦場に於いて大将クラスを射る際には、独自の装飾を施した平根や、本作のように名を記した鏃が用いられました。これは、流れ矢による偶然の戦果ではなく、確かに自らの矢で敵将を射抜いたという証明であり、戦功を明確にするための重要な手段でした。
本作は、戦場における作法と誇りを重んじた武士達の意気込みを現代に伝える、極めて資料的価値の高い品です。単なる武具としての存在を超え、戦国の実戦と武士の精神を雄弁に物語る一点であり、コレクションとしても誇れる逸品といえるでしょう。