信包- Nobukane - 3-887
通常価格:¥143,000
税込
刃長37.6センチ 反り0.9センチ
元幅30.8ミリ 元重ね5.8ミリ
物打幅28.9ミリ 物打重ね5.6ミリ
横手位置幅28.9ミリ 松葉先重ね3.9ミリ
裸身重量342グラム
室町後期
The latter period of Muromachi era
昭和45年3月5日 東京都登録
附属 保存刀剣鑑定書、銀地金鍍金はばき、白鞘
銘鑑を繙くと、室町中期も終わりに近い長禄の頃に了戒信包、室町前期の應永頃に千手院信包の名が見受けられます。この脇指は前者によるものでしょうか。
長巻を短く詰めたような造り込みで、地鉄は小板目に杢が交じり、よく錬れて地景が入り、刃文は互ノ目乱れを焼き上げ、鋩子は直ぐに先丸く返っています。
地鉄はなかなかに楽しめる出来ですが、指裏中央の鎬地に大きな埋鉄が見られます。技術が進歩した現代なら、目立たぬよう修復も可能かと思われます。
現状は古研ぎのためヒケや拭いぼけもありますから、鎬地の埋鉄修復と共に、是非とも仕上げ直しを施して、本刀の魅力ある地鉄を楽しまれては如何でしょうか。それらの諸工作費用を考慮した低価格で御案内致します。