竹図鐔 □江画 若芝 -Jakushi- 12-1168
通常価格:¥44,000
税込
竹図鐔 □江画 若芝
-Jakushi-
縦74.3ミリ 横74.0ミリ
切羽台厚5.5ミリ
重さ134.0グラム
鉄地 金布目象嵌
附属 桐箱
若芝は、肥前国長崎の鐔工で、初代は喜佐衛門といい、肥前国佐賀の出身で竜造寺家の武士の出でした。後に長崎に出て、禅僧として修行を積む傍らで絵を学びました。北宋画風の山水図を得意とし、その画才は作鐔にも色濃く反映され、その独特な作風は以後代々に渡って伝承されていきました。
本鐔は、鉄地に金布目象嵌を施した逸品です。図案は「竹図」であり、高名な画家の絵を写した(□江画)ものとされています。若芝特有の細密な布目嵌技法が駆使されており、竹の節や葉の質感が巧みに表現されています。
若芝派の魅力は、単なる装飾に留まらず、画面全体に漂う絵画的な深みと、長崎という土地柄が生んだエキゾチックな感性にあります。鉄という硬質な素材を用いながらも、筆致を感じさせるような柔らかい表現が見事であり、鑑賞用としても非常に価値の高い作品です。
鉄地特有の落ち着いた風合いの中に、金布目象嵌が程よいアクセントとなっており、時代を経た味わい深さを感じさせます。武骨さと優雅さが同居した、若芝派の特色がよく表れたお薦めの一枚です。