廣房作 - Hirofusa - 4-275
通常価格:¥385,000
税込
刃長19.2センチ
元幅23.2ミリ 元重ね8.9ミリ
物打幅19.2ミリ 物打重ね7.4ミリ
横手位置幅19.2ミリ 松葉先重ね7.4ミリ
裸身重量174グラム。
江戸後期嘉永頃(1848~) The latter period of Edo era
平成15年2月18日 三重県登録
附属 保存刀剣鑑定書、素銅地銀着はばき、白鞘
廣房は、伊勢国桑名(現在の三重県桑名市)に住した刀工で、陸奥守大道一門の門人。九代大道の弟であった三品廣道の長男です。
大道一門は高い技術を持ちながらも、「桑名打」と呼ばれる古刀の偽作の数打物も多く製作しており、その作柄は備前伝を中心として、相州伝や美濃伝と広範囲に渡っており、なかなかの良作も存在します。その中でも廣房は、沸、匂共に深い刃文を焼き、同門の中でも特に優れた腕前の持ち主であったと評されています。
この短刀は短寸ながらも姿が良く、重ね厚くがっしりとした体配で、地鉄は杢目が密に練れて詰み、地景入って精美。刃文は匂口明るく冴えた直刃を破綻無く焼き上げ、鋩子は直ぐに先小丸に返っています。茎は未だ光っているところがあり、保存状態は抜群。
桑名打と称される数多の偽物を手掛けた名工の作品を是非この機会に御入手下さい。
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